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アクマ・オージ
岡崎裕信 イラスト/成瀬裕司
定価580円(税込)
「僕は悪魔だ」
少年は誓った。悪魔であるこの命を懸けて。心優しい世界を守ろうと。
とある事件により「悪魔」であることを自覚した少年・相馬逢司。6人もの人たちの死にかかわってしまい、自らを拒絶するオージに、世界はしかし、優しかった。だからオージは決意する。この手に届く全てを守ろうと。生きることを許されているその間、人間を救おうと。幼なじみの白姫青蓮はそんなオージを心配し見守り続けるのだ。そしてトラブルに巻き込まれる友人たちの前に悪魔は現れる。「僕は悪魔だ」と。
「やめるんだ渡瀬さん! 絶対に後悔するよっ」
オージがその腕を掴む。天使の堕天を止めたかった。
けれども。
「うん、絶対に後悔するよ」
彼女は瞳を湖面のように潤ませながら振り返って。
「でも、渡瀬さくらの手はこんなに小さいから、世界のすべてを思い通りにすることはできないんだよ」
少しだけ背を伸ばして、オージにキスをした。
「初めてのキスは、好きな男の子にあげられたから。だから初めてのエッチは、知らない人でもいいんだよ」
アクマ・オージ 2 リヴァイアサンの大灯台
岡崎裕信 イラスト/成瀬裕司
定価560円(税込)
私は人をやめて女王になった
優しかった世界に報いるため、前向きに生きることを決意した相馬逢司。そんな彼の前に現れたのは黒野九印。完璧なる美少女にして、唯我独尊の女王である九印はオージに告げる。「偽善者」と。彼女はオージの過去に深く関わっていて…。またある夜、オージが気付くとそこは海とそびえ立つ灯台だった。幼なじみの白姫青蓮たちと一緒に、まるでRPGの様に挑む異形の塔とそこに住まう怪物。これは夢か現実か!?
「せい? なんで今日はスクール水着なんです? アイテム欄がバグりましたか?」
「にゃ〜。これ、あんまり可愛くないから嫌いなんですよねー」
なぜか女性陣は水着姿のままだった。しかも、今回は学校指定のスクール水着だ。『せいれん』『こねこ』と名札が胸に縫いつけられていた。
けれども男子三人の視線は、どうしようもなく『くいん』に集中してしまう。彼女は今日も水着姿にネクタイ。当然、そのナイスバディも健在だった。
「……あまりじろじろ見るななのだわ」
口元を引き締めた九印が、少年たちに長刀をつきつけた。前回、人魚から譲り受けた品だ。
だがそのとき。
「鼻の下伸ばすのもそこまでです。なにか来ましたよっ」「あわわわ、大軍なんですよねー」
珊瑚の剣を手にした青蓮が空を睨んだ。
アクマ・オージ 3 セイレーンが歌う海
岡崎裕信 イラスト/成瀬裕司
定価620円(税込)
「私は天使なんかじゃないけれど」
悪魔王子の物語、堂々完結!!
悪魔であること、その罪を忘れずに、しかし誇り高く生きていこうとする相馬逢司。彼を取り巻く少女たちの攻勢は、とどまることを知らないが、楽しくも平穏な日々が過ぎていった。一方、次第に現実世界に影響を及ぼしはじめた七罪城での冒険。夢の中で散っていった仲間たちは、現実でもその存在を失っていた!? 全てのはじまりの事件の真相が明らかになるとき、悪魔王子の正体も明かされる。それは…やはり!?
龍虎相搏(あいう)つ。青蓮と九印が至近距離でにらみ合った。
やはり白と黒。青と赤は相容れない存在だったようだ。
「せいやあ。こうなったら、仕方がないんです!」
「そうね、仕方がないのだわ!」
――――倒すッ! この女ッ!
ほのかに感じた友情は、やはりまやかしだったのだ!
「ふりかかる火の粉は、排除するしかないんですっ」
「そうね。選ばれるのは常にひとりなのだわっ」
――――つけるッ! 決着をッ!
この夏合宿で!
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(C)成瀬裕司/集英社
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