 |
 |
神乃崎綾香の魔獣 2 清く正しく美しく
横山 忠 イラスト/白田 太
定価620円(税込) |
『あなたは、私が飼います。』
ゴスロリ転校生登場でさらにヒートアップする
「美女と魔獣」ファンタジー! |
| 絶対的な美少女・神乃崎綾香を守らされ続ける魔獣・ガイゼル。小娘にまでなめられ不本意なガイゼルの元に、さらに魔族の名門貴族の少女、姫臣とその愛犬こと魔獣・ズーが現れる。ガイゼルをペットにしたい、と姫臣は言い出す。あらゆる手段を用いてガイゼルに迫る姫臣に心穏やかでない綾香。一方、ガイゼルに圧倒的強さを見せつけていたズーは着々と首都・東京で謀略をすすめていた!!「美女と魔獣」ファンタジー、第2幕!! |
|
 |
ガイゼルは姫臣が公園でベンチに腰掛けると、その横に乱雑に座った。外では地べたに座るな、とは綾香にいやというほど言われていた。たまに地べたに座ってる人間を見かけるがあれはいいのか。関係のない思考が浮かぶ。
ぽかぽかとした太陽が気持ちいい日だ。安堵して、うとうとしてくる。太陽に当たれば死ぬ魔獣のときでは考えられないことだ。
「それでも羨ましいです。私は太陽に憧れてるんです」
「お前は変わってるな。魔族なら憎むものだろう」
ガイゼルが眠そうに目を瞬く。
「そうですね。どうしてでしょう。でも、私は間違ってないと思うのです。他のものもみんな憧れてるから憎んでるのかもしれませんよ」
「そうかな……難しいことを言う奴だ」
ガイゼルは欠伸をついた。
「ガイゼル様、眠いなら私の膝をお使い下さい」
ぽんぽんと姫臣は自分の膝を叩いた。
ガイゼルがうとうとしながら見ると、三段フリルのミニスカートから伸びる足は、やわらかそうで気持ちよさそうだった。自然と頭を乗せるとガイゼルの目が閉じた。姫臣が頭を撫でてくると魔法に掛かったようによく寝てしまった。 |
|