|
|
![]() |
|
| ────今は、アニメ製作の方は一段落しているということですね。 そうですね。『ガサラキ』も終わって、サンライズの中の企画全般に関わっています。 僕はそう思ってないんですけど、僕自身がすごくアニメ界の中で特殊な存在らしいんですよ。 演出家というのは、本来演出か監督をやってないと食べられないんですよね、職業なんだから。で、僕は手がける作品が極端に少ないわけです。 ガサラキの前も十何年間はずれてたし、ガサラキが終わって次の作品を具体的に準備してるわけでもない。次に『DEAD POINT』をやっていても、小説をばりばり書いてるわけじゃなくみんなと共同でやってて、「あの人はなんで食べてるんだ、日常何やってるんだろう」と言われてるんですよ。 ────で、日常何をやってるんでしょう(笑)。 まあぼけっとしてることが多いんですけど(笑)。 たとえば形になったものだとリョウスケ塾みたいなものがありますが、日常的にはそういうことをやってたんですよね、見えないところで。 インターネットみたいな形になると、みんなに「あの人はこういうことをやってたんだ」というのが見えてしまって、多少僕としてはまずいな、そこをぼかしておいた方がいいかな、と思う。 あんまりわかっちゃうと「なんだその程度か」って、何となくまやかしの魅力がなくなっていくじゃないですか。 ────視聴者に対するまやかしの魅力? イヤ、業界的にも。謎の人ですから。知ってる人は知ってると。でもどうやって生活してるか知ってる人はあんまりいないんじゃないかな(笑)。 ────『装甲騎兵ボトムズ』という作品は、未だに語られることが多いですよね。 5月に三一書房から「ドキュメント・ボトムズ 7月には太田出版から同じような本が出るんですが、結局『ボトムズ』は生きてるってことなんですよね。ボトムズの30万円もするキットが売れたりしてますし。 ────やっぱり“ 不本意ながらそういうところがあるみたいです。 ────『ボトムズ』が代表作というか、自分の中で特別な作品だという意識はありますか。 それはもう僕としては語り尽くしている感があるんだけど。定期的にいろんな角度から質問を受けて、ボトムズを通して 実は初オリジナル監督作品である『太陽の牙ダグラム』という作品のなかに、僕の資質が全部入ってるんですよ。その2本目が『ボトムズ』なんです。 『ダグラム』ですべて出し切ったものを、ある部分整理して、多少余裕を持って娯楽性の高いものをということで『ボトムズ』を作った。だから僕の中では全部の作品に位置づけがあるんですけど、視聴者は『ボトムズ』をいちばん受け入れてくれたんです。 視聴率や発表当時の営業的な成績で言えば『ダグラム』の方が良かったんですが、発表から18年を通して商品が繰り返しでているのは『ボトムズ』がいちばん。 今でも月に一度は僕の机の上に新しい製品が載ってるんですよね。プラモデルとか人形とか。自分では他人事のように感心してますけどね、「まだこれ売れるんだ」って。売れるから出すんですよって言われるんだけど、不思議な感じがします。 ────『ボトムズ』では主題歌の作詞も担当しておられますよね。 あのときは、自分が持ってる能力は全部出せみたいな感じがあったんです。その中で作詞もした。 ────その後、カラオケなんかで未だに歌われている、と。 まあ一部ではね。一部アニメが好きな人がということで。 その中でも他のアニメソングに比べるとまあ
|
| vol.1 「 vol.2 「アニメーションの方法論を使った小説作り。」 vol.3 「監督にとって『ボトムズ』とは?」 |
Copyright (C) 2002 SHUEISHA INC. All
Rights Reserved. 無断転載禁止




