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円卓生徒会
本田 透 イラスト/大田優一
定価580円(税込)
爽快で笑えて泣ける3倍お得な
新ファンタジーシリーズついに発進!
平凡な高校生・紅龍亜砂のもとに、ある日トンデモない荷物が届いた。その中身は学園一の美少女にして不倶戴天の敵・子猫遊 鞠。そして同梱された手紙には「キスしないと起きないよ」との文字が。それが運命を変える遙かなる異世界への招待状だったとは?!
モノクロ もう一度箱の中を覗きこんだ。
 …そこには、やっぱり子猫遊さん本人が眠っていた。
 立ちくらみがした。
「でも…寝ていると…別人みたいだなあ…」
 起きている時の子猫遊さんは(僕に対してだけ)常に目を逆三角形に吊り上げてぷんすか怒っている印象しかないのだが、こうしてすやすやと眠っている姿は童話に出てくる眠り姫のように愛らしかった。
 いや何を惑わされているんだこれは天敵だ僕の天敵なんだきっと僕を狩るために家まで乗り込んできたんだ。
 僕は首を横に振りながら、手に握ったままの伝票をもう一度確認した。
 受取人は…紅龍亜砂。
 ああ…僕だ。そんな馬鹿な。やっぱりこれは避けられない現実なのか。まだ「ちゅう太」とか書かれていたほうがマシだった。

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円卓生徒会 2
本田 透 イラスト/大田優一
定価580円(税込)
猫魔女VS聖騎士、恋の会長選挙勃発!
うっかり出かけた異世界で偶然伝説の剣を抜き、救世主になってしまった紅龍亜砂。平日は高校生、週末は異世界の王、というハードな二重生活が始まった! 一方、鞠とラーンスロットは生徒会長選挙に出馬。しかも亜沙は勝った方の副会長(下僕)になる!?
モノクロ  …はあっ?
 な、なんですとっ?
「…ま、まあ、そういうこと…になりますね…ってラーンスロット、あなたは何か勘違いを…あのね、会長のしもべというのは…あくまで生徒会の公務に関わる話で…」
「ちょっと待ってよラーンスロットっ! ダメよダメダメ、紅龍はマリのペットだって言ってるのにぃ! まさか紅龍を自分の奴隷にして生徒会室で飼うつもりぃ?」
「どどどど奴隷なんて、そんな。わ、私はただ、あ、あ、あ、アサさまに、か、か、かしづいてもらえたらどれほど幸せかと…あ、い、いえ、決してアサさまへの忠誠心を捨てるという意味ではっ! で、でもでも、学校の中だけでもでいいから、アサさまを私だけの忠実な家臣にしてみたい…! そして、あ、あ、あ、アサさまのほうから、わ、わ、私に忠誠のキス、キスを…キス…ああ、私、どうしよう…」
 ダメだ。
 ラーンスロットの視線が…この世界ではない、どこか別の世界に飛んでしまっている。
 言ってみれば、脳内に咲き乱れるお花畑の世界へ。
「だめーっ! 絶対に、だめーっ!」

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円卓生徒会3
本田 透 イラスト/大田優一
定価600円(税込)
えっちな試練を乗り越えて、亜砂は世界を救えるか!?
異世界の救世主なのに、王様というよりは下僕な毎日を送る高校生・亜砂。戴冠式をひかえた亜砂に伝説のモンスター・グリンナイトが立ちはだかる! 国に呪いをかけたグリンナイトを倒すため、亜砂と少女騎士たちは緑の神殿に向かう。亜砂たちは呪いを解き、世界を救うことができるか!?
モノクロ  ぴくっ。
「…ぁんっ!?」
「へ、ヘンな声、出さないでくれよっ?」
「す、すみません。き、気持ちよかったので…思わず声が」
「無言、無言」
「はっ。判りました!」
 ぎゅうっ。
「…ひぅっ? ぃ、ぃたぁぃ…」
「だから、いちいち反応しなくていいから!」
「す、すみません! 耐えられるように頑張ります!」
 ぎゅうぅー。
「あふっ…! ぃ、ぃいっ…!」
 …くらっ(僕が目眩を起こした音)。
「や、や、やめてくれえっ! 声だけ聞いていたら、何やら二人でいかがわしいことをしているかのようだ!」

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円卓生徒会4
本田 透 イラスト/大田優一
定価560円(税込)
癒し系、天然美少女登場!
騎士になる為に剣と魔法の修行をしたいと、新たな美少女・ボーマンがやってきた。だが、ドルイド僧であるボーマンは魔力は十分でも、剣で人を傷づけることが出来ない。果たして彼女は憧れの騎士になることは出来るのか――!?
モノクロ 「…にやり」
 え?
 なに、今の黒い擬音?
「へえ〜。やっぱり手間のかかる女の子に振り回されるのが好きなんだね。お兄ちゃん」
「え? えええっ?」
「今までネヴィに、こんなに優しくしてくれたこと、なかったも〜ん。これからは『お兄ちゃんを困らせる悪い妹キャラ』を目指そうかな〜」
 ええええ。
「あ、いやいやいや! それは困る! 子猫遊さんだけで手一杯なのに、これ以上厄介な住人が増えたら凄く困る!」
 ふはぁ。
 ひどく落ちこんでるのかと心配したけど、そうでもなかったらしい。
 ちょっとだけ安心した。
「あーはははは。あっしも入っちゃっていいっすか?」
 あれっ。
 腰に白いタオルを巻いたボーマンがあらわれた。
 なぜか、両手を腰にあてて大いばりしている。
 待て。それは温泉に入りに来た少女のポーズじゃない。伊豆とか熱海あたりに休日旅行に来た親父の姿だよ。
「って、ボーマンは来ちゃダメっ。胸隠して、胸っ」

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円卓生徒会5
本田 透 イラスト/大田優一
定価580円(税込)
お目覚めのキスぅ? そんなの毎日やってるわよ。
突然亜砂の姉・モーガンが帰ってきた! 史上最強最大の天才、”地球最後の魔女”と呼ばれているモーガンであるが、亜砂に対する虐めぶり、もとい溺愛ぶりに一同騒然。おまけに鞠の婚約者の存在をバラし、亜砂との仲をメチャメチャに!? 円卓騎士団に史上最大の危機到来!
モノクロ  どさっ。
 たちまち仰向けにベッドの上に落とされる。
 文句を言うよりも先に、姉さんが僕の上に跨っていた。
 ちょっと。息。息が顔にかかってる。
「ねねねねね姉さんっ。じょじょじょじょ冗談はやめてよ〜。いくら姉さんでも、やっていいジョークと悪いジョークがあるんだよっ。ドアの向こうで子猫遊さんたちが相変わらず聞き耳を立ててるっていうのにっ」
 どたどた。また、廊下の向こうで子猫たちが慌てふためいているかのような足音。
「あら、冗談に聞こえる? 中世の英国では、姉が弟の初夜権を握っていたのよ?」
「違うから。それ、違うから」
 姉さん、なんだか息が荒いよ。酔ってるのかな?
「だいいち教えてあげるもなにも、姉さんこそ病的なブラコンが災いして年齢イコール男日照り…経験値ゼロ…げふうっ」
「お黙りなさい。脳内シミュレーションは完璧にこなしてきたわ。もちろん、脳内での対戦相手はいつだって亜砂坊オンリーよ」

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円卓生徒会6
本田 透 イラスト/大田優一
定価620円(税込)
君がいれば何もいらない♪
エリン国の王子が、トリスタンの妹イゾルテを引き渡すか、開戦するかの選択を迫ってきた! 困惑する亜砂たちの討議の最中に、薬の効果でケミカルハッピーになったトリスタンが、イゾルテを攫って逃亡してしまう!! 果たして、トリスタンはクスリの力で主役になれるのか――?
モノクロ 「ねえねえ亜砂。お約束のアレ、やらない?」
「あ、アレって…?」
「あ〜? 今、ヘンなこと妄想したでしょう? この変態。ねずみ。色魔。こういう時のアレっていったら、『見つめ合いながらお互いの名前を呼び合う』っていうアレよ」
「ええええっ?」
 そんなこっぱずかしいイベント、漫画でしか読んだことないよ。無理だって、無理。いいかい、僕の小心者ぶりはただごとじゃないんだよ? 僕はね、自慢じゃないが人類最小心と言われてるんだ。
「ダ〜メ、やるんだもん。途中で根を上げたほうが負けね。負けたら、勝ったほうの言うことをなんでも聞くこと!」
「なんだよそれ? 最初から僕が負けることが確定している勝負を、勝手にギャンブルにしないでくれ」
「いいからほら、鞠からスタートね。…亜砂」
 むずっ(羞恥心が疼く音)。ずずずずるいぞ、抱きつきながら瞳を潤ませて見つめてくるなんて。
「…鞠」
 むずっ。ちょっと待ってくれ。心の準備が。
「亜〜砂〜」
 むずむずっ。ぼぼぼ僕の鼻を指でつつきながら、猫なで声なんて。

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円卓生徒会7
本田 透 イラスト/大田優一
定価560円(税込)

トーナメント開始!!
イゾルテ争奪戦のため、隣国の王子ランサーが開催するトーナメントに出ることになった円卓騎士団。援軍として、ラーンスロットやガーウェインの妹たちも参戦するが、皆自分勝手で上手くまとまらない。そんな中、鞠と亜砂が敵の罠にはまり、地下迷宮にふたりっきりで閉じこめられて……?
モノクロ  少し泳いで、岸辺にたどり着いた。
 岸辺と言っても、仄暗い地底の洞窟の内部だけど。
 どうやら洞窟の中央部に地下水が溜まって湖になっているらしい。
「映画だと、こういう場所にはたいていキモ動物が住み着いているんだよな。デカい昆虫とか、獰猛な巨大ナマコとか、血吸い大コウモリとか」
 …言っていて自分で怖くなってしまった(涙)。
 シャツを脱いで搾りながら砂地の岸辺に昇ると、先客がいた。
 一糸まとわぬ姿で体操座りをしているその少女は…
「ああ、妖精さんか。こんにちは妖精さん」
「って、堂々と鞠の裸を覗くなあっ!」
 僕は跳び蹴りを食らって倒れた。
 子猫遊さんだった。

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円卓生徒会 nano
本田 透 イラスト/大田優一
定価580円(税込)
へたれランスの大冒険!?
いつも城でお留守番をしている、宰相にして国務長官のケイさん。普段はどんな仕事をしているのか? 亜砂をビンタしてしまうのは何故か? 彼女の日常がいま明かされる――。この他にも少女騎士たちの新たな一面が語られているお得な一冊。また、イラスト担当の大田優一が描くカラーマンガ&4コマも大増量です!!
モノクロ  亜砂が服をぱっぱっと脱いで、浴室に踏みこむと。
 湯煙の向こうで、一糸まとわぬケイさんが椅子にお尻を載せて身体を洗っていた。
 いつものヘアバンドを着けていないので前髪が垂れていて、とても優しげな少女に見えた。でも、間違いなくケイさんだった。
 お腹にも二の腕にも無駄がない引き締まった身体は、宰相とはいえさすがは円卓の騎士だった。
 …なんて言っている場合じゃない。
 お互いに、凍り付いて睨み合う形となった。
「…そんなあられもない姿で何をしているのです、殿下」
 真っ赤になって額に青筋を立てたケイさんが、先に口を開いた。
「…あ。いや。その。もう、みんなお湯からあがったとばかり…ごごごご、ごめんなさいっ!」
「い、いいから、早く前を隠してください…汚らしい。で、でも…思ったよりもかわいいですね」
 ここで目を閉じたら負けかなと思ってる、と言いたげに意地を張ってそんな台詞を口にして、お姉さんぶろうと頑張るケイさん。だが今まで幼い弟の裸しか見たことがなかったので、言葉とは裏腹に内心では(きゃ〜っ。何これっ? 何これっ?)とどぎまぎしている。

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円卓生徒会8
本田 透 イラスト/大田優一
定価600円(税込)
言っとくけど、あたしがヒロインなんだからね!
すっかり良い雰囲気になった亜砂と鞠。しかし、鞠に謎のラブレターが届いた事で、事態は急変! 亜砂に見せつけるように呼び出し場所へ向う鞠。これからはラブラブ一直線と思っていた亜砂はいてもたってもいられず、鞠のあとをつけてしまう――。果たして、二人の仲はどうなってしまうのか?
モノクロ  でもとりあえず、猫尻尾をスカートの中にしまわないと。
 むんず。
 人類最小心の僕は、「ふるふる」と揺れている子猫遊さんの猫尻尾をとりあえず掴んだ。
 そのとたん。
「んにゃっ!? な、な、何すんの、え、エッチ…」
 子猫遊さんの細くてしなやかな身体ががくっと脱力して、僕の胸の中に「ぽふっ」と飛びこんできた。
 しまった。
 ネコミミと猫尻尾は、子猫遊さんの弱点だったんだ。
「…ふにゃ…お、覚えてなさいよ…だもん」
「ご、ごめん。わざとじゃないんだ!」
「あうう…身体が、しびれるぅ〜…こ、この隙に鞠の胸に触ったり、鞠にキスしたりしたら末代まで祟るんだからっ」
「それは遠回しにそういうことをしろと僕に命令しているのデスカ?」
「…ち…違うもんっ」

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円卓生徒会9
本田 透 イラスト/大田優一
定価600円(税込)
赤ちゃん騎士・ガラハッド爆誕!!
分裂したチビランスをガラハッドと名付け、亜砂の子供だと主張するラーンスロット。亜砂は必死で否定するも暴走は収まらず、ケルト世界でも亜砂とランスと結婚するという情報が流れてしまう。ブリタニアはもちろん、全世界が混乱する中、ローマ帝国の影が迫り……? 風雲急を告げる第9巻!!
モノクロ 「ほら、おバカ騎士。さっさと制服を脱いで、母乳で赤ちゃんを育てなさい」
 むにゅうううう。
 いきなりラーンスロットの胸を背後から鷲づかみにした姉さんは、親の仇でも見つけたかのような憎々しげな手つきで、
 ぎちぎちぎちぎちっ、
 と、ラーンスロットの両胸を握った。握り潰す勢いで。思いっきり、握り倒した。
「痛い痛い痛いっ! な、な、なにをするのですっ?」
「赤ちゃんを産んだのなら、当然このでかいおっぱいからミルクが出てくるはずなのだわ」
「出ません、出ませんっ。いたたたたっ…ひぐっ?」
「出産直後は、母乳の出が悪いのだわ。乳腺マッサージをしてあげないと。ふふふふっ」
 むにむにむに。
 ぎちぎちぎち。
 ぐりぐりぐりぐりぐり。
 ひいいいいい。なんてうらやま…いや、乱暴な揉み方を…潰さんばかりにこねくり回して…
 酷い。酷すぎる。
 弱っているラーンスロットに対する、姉さんの非道セクハラ。
 僕は思わず、
「はぁ、はぁ、はぁ…あ、アサさま、鼻血を流していないでお助けください…はうっ…」
 …自分の鼻を押さえていた。

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円卓三国志 諸葛鞠孔明の知謀!!
本田 透 イラスト/大田優一
定価560円(税込)
赤壁の戦いの全貌を『円卓生徒会』のキャラたちが完璧に熱演!
田舎のワープア少年が何の因果か義勇兵から将軍、そして一国の主として成り上がっていく――。「三国志」を元にどうもどこかで見たことがあるようなキャラクターたちが赤壁の戦いへと誘われる。猫魔女・孔明? セーラー服の関羽に、蝶々仮面の趙雲? はちゃめちゃで、むちゃくちゃな円卓生徒会外伝が満を持して登場!
モノクロ 「ふーんだ。見てなさい、劉備。鞠の大魔法で、さくっとこの炎を消してごらんに見せるんだもん」
 ぴこぴこ。
 猫尻尾を振りながら、手にした魔法の羽毛扇を華麗に一閃。
「諸葛鞠孔明さま24の特殊技能のひとつ、『風変』!!!! 風よ起これ、炎を薙ぎ払えーーー!!!」
 ごおおおおー!
 いきなり、草庵を拭き飛ばさんばかりの突風が巻き起こった!!!!
 そして――
『うきゃあああああああ! 風に煽られてますます火が燃え広がっちまったあ!』
『たいへんです、兄上が。兄上がローストマウスになってしまいますっ』
「ひええええっ! こ、孔明どの、かえって逃げ場が失われたような…」
「ふ、ふん。『風変』の計略は、風向きの調整がちょっぴり難しいんだもん。さっそく次の計略を見せてあげるんだもん…これぞ必殺の『天変』!!!!! 雨よ降れ、炎を消し去っちゃえーーー!!!」
 孔明が、羽毛扇をふぁさっ≠ニふたたび一閃。
 今度は一天にわかにかき曇り、草庵の上空はあたかも深夜のような漆黒の闇に。
『おおっ。これも孔明の計略かっ? まるで仙人だなっ』
『大雨を降らせて火を消そうというのですね! 凄いですっ』
 どごおおおおおん!!!!!!
 草庵めがけて、凄まじい雷が落ちてきた。

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円卓生徒会10
本田 透 イラスト/大田優一
定価600円(税込)
聖盃探索開始!!
亜沙の結婚問題は保留となったが、新たな試練が待ちかまえていた! ヴァルハラの境界≠フ南下、最終戦争ラグナログ≠フ不安による世界情勢の悪化。そんな中、聖具を集めた亜沙は全てを解決する為、「聖盃」の探索を決意し、円卓騎士たちと共に旅立つ──。
急転直下の第10巻、物語はさらに加速する!!
モノクロ 「そうだ。ラヴだ。ガーウェイン、ラヴはきっと彼氏いない歴イコール年齢に違いないよ」
 僕のナイスな提案を受けて、涙目になって落ち込んでいたガーウェインが復活した。
「それだアサやん。そーだそーだ。ラヴは男とろくに口をきいたこともねー生粋の乙女なんだぜ! でかした、ラヴやん!!!」
 やったー。
 へえー。キスしたことないんだ、おめでとー。
 とことん男にモテない騎士がいて助かりましたわー。
 色魔の亜砂に今まで襲われなかったなんて、女の子として終わってるんだもん。
 口々にラヴを侮辱、いや、祝福する面々。
 しかしラヴ…アヴラヴェインは目に屈辱の涙を浮かべながら、こう言いだしてしまった。
「…あ、姉者。わ、我にも、か、か、彼氏くらい、い、い、いるのだ。お、お、乙女では、な、な、な、ない」
 誰が聞いても見栄を張っているだけにしか聞こえなかったけど、「嘘つけ」と責めたら問答無用で斬りかかられそうな気配が漂っていたので、誰も突っ込みを入れられなかった…。

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円卓生徒会 touch
本田 透 イラスト/太田優一
定価580円(税込)
あなたとの触れあいを待っています♥
短編集第2弾。マリー女王が亜砂のことを気にかける理由とは? 新米騎士・ベディベアの驚きの秘密とは? ガーウェインたち5姉妹が勢揃いしたときの団らん風景は? 『円卓生徒会』本編では語りきれなかった裏話を一挙公開。そして、短編集恒例(?)のイラスト担当・大田優一が描く四コママンガも大増量!!
モノクロ  厨房――と言っても亜砂がガーウェインに捕らえられてカレーを煮込まされる地下の地獄厨房ではなく、騎士食堂のメニューをまかなうための大型厨房だが――に到着したベディベアを歓迎してくれたのは、「厨房長」という亜砂の世界ならネタにされかねない肩書きを持った女の子だった。
 こちらもツインテールだが、顔つきがツンツンしているのでおとなしそうなベディベアとは見分けやすかった。
「あたし、ルーカン。キャメロット城の食事戦線を一手に引き受けてあげている厨房長さまよ。何よあんた、その髪型は? あたしとキャラが被ってるじゃないのよー」
「は、はあ。すいません」
「すいません、じゃないでしょっ。その長いツイン髪は切りなさいっ。コックたるもの、髪の毛を伸ばしていてはいけないわ。衛生面で問題ありでしょっ?」
「ええっ? ルーカンちゃんも伸ばしてるじゃないですか?」
「る、ルーカンちゃんっ? あ、あんたねっ、いきなり自分のじょーしをちゃんづけするだなんて一億万年はやいのよー! なまいきー!」
 じた、ばた。
 ルーカンは頬をぽっと染めながら、細い足を踏み踏みした。

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円卓生徒会11
本田 透 イラスト/大田優一
定価560円(税込)
円卓騎士団崩壊!?
〈ヴァルハラの境界〉の南下は止まらず、ドイッチュラントの〈黒い円卓騎士団〉が各国に戦争を仕掛け、世界は大混乱に陥っていた。そんな中、亜砂は〈黒い王女騎士〉と化したラーンスロットと対峙する。果たして二人の運命は――!? 風雲急を告げる第11巻、物語はもう止められない!
モノクロ  黒い甲冑、黒いマント、黒い馬、黒い剣。
 だがしかし、その輝くばかりの金髪と碧眼を、その女神の血をひいた美貌を、見間違えるはずがなかった。
「お前っ…こっ…こんなところで何やってんだよっ!? みんな心配して探してたんだぞっ!?」
 ガーウェインが、叫んだ。
 僕は、まだ言葉を発することができなかった。
 そして、ラーンスロットは――別人のように凍てついた冷たい瞳で僕たちを睨みつけると、少しだけ尖りぎみのあごを持ち上げて、尊大な声を放った――。
「私はラーンスロットなどではない。私は、〈黒い円卓騎士団〉を束ねる〈黒い王女騎士〉。我が名は、ラインハルト・ハイドリヒ卿」
 その太陽のように燃える聖眼は、今や、睨みつける者を凍てつかせる邪眼となっていた。
 違う。
「もう…ラーンスロットじゃねえ…そんな馬鹿な…なんでだよっ」
 ガーウェインがいくら否定しても、もう、彼女はラーンスロットではなくなっていた。

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円卓生徒会12
本田 透 イラスト/大田優一
定価580円(税込)
円卓生徒会よ永遠に――
〈聖盃〉によって見知らぬ世界へ飛ばされてしまった亜砂とガラハッド。そこで出会った少女・フェイから、これまでの真実を教えられる。すべての出来事が見事な円環をなし、今ここに壮大なストーリーへ終止符が打たれる! 泣いても笑っても、これが最後の12巻!! アーサー王≠フ物語が完結する。
モノクロ 「いったい、何が、どうなって」
「アーサー。すべては、ティル・ナ・ノグに到着した時に、教えてやる」
 フェイは、ロンギヌスの槍を、投げた。
 槍は螺旋状に高速回転しながら、数百メートル先に立ちはだかるダゴンの眉間に抉るように突き刺さった。
 ダゴンの巨体がかすかに揺らぐ。
 あれは、呪われる槍だ。
 傷つけられた者を呪う槍なのだ。
 たとえ象に蚊が刺した程度の傷にすぎなくても、ダゴンは激しいダメージを負っていたようだった。
「戻れ。ルー。戻れ」
 フェイの呟きと、ロンギヌスの槍――彼女が呼ぶところの勝利を約束されたルーの槍≠ェダゴンの眉間から外れてマハの上に立つフェイの手元へ戻ってきたのとが、ほぼ同時だった。

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