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パラレル・トラブラーズ パラレル・トラブラーズ
パラレル・トラブラーズ
丘野ゆうじ イラスト/植田 亮
定価580円(税込)
神さまはボクがキライ? 刺激的すぎなリオン登場!
少女リオンに出逢った健司。彼女に命まで助けられた(?)健司だが、その夜から日常が一変する。犯罪者、銃撃戦、そして怪物……東京が真実の姿を見せ始めた。ロリ少女のギュッピーや黒いドレスのロッソもあらわれ、あぶない少女たちと健司の命がけ、刺激的な毎日が始まる!
モノクロ  ──すすす、すっげーボリューム……!
 豊かに実ったバストとムッチリ太ももに目を奪われ、健司は思わず鼻血を垂らしかけた。
 だがすぐにぶんぶん首をふり、あらためてそのおかしな少女を見つめる。
「そ、そーか。コスプレか?」
 さっきの電話の友人に以前連れて行かれた、同人誌即売会とやらを思い出す。
 セクシー大爆発な上下だけでなく、よく考えてみれば髪の色も変だ。白髪の別名ではなく、文字通り輝くばかりの本物の銀髪。だが、そんな色彩が自然にありうるものなのか? やはりコスプレ用のカツラとみるのが妥当だろう。それに──

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パラレル・トラブラーズ 辺境の至宝
丘野ゆうじ イラスト/植田 亮
定価580円(税込)
キケンなリオン! 同居生活はアブなすぎ!?
リオンとギュッピー、美少女たちと健司の同居が始まって……2人は秋葉原文化にキョウミいっぱい? そこに組織の影がせまり、ついに犠牲が! 『竜の要に眠るもの』? 健司に隠された秘密!? クール美女ミーシャと危険な男ギルスもあらわれ、謎と戦いが加速する!!
モノクロ  仄かな輝きをまとい夜風に流れる銀の髪。白磁を思わすなめらかな頬。少女と大人のはざまにある整った面立ちには何を思うか、かすか憂いにも似た翳りが浮いている。
 美しかった。
 着ている服を無視すれば、その姿はまるで、幼い頃読んだ童話の中の妖精のようだ。
 いや。あるいははるか昔から異界人はこの世界を訪れており、そのありえないはずの姿形が妖精や他の超常の存在として記し遺されてきたのかもしれない。

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パラレル・トラブラーズ 辺境の至宝 完結編
丘野ゆうじ イラスト/植田 亮
定価580円(税込)
敵陣に乗り込む美女たちの身に何が!?
新宿中央公園での壮絶なバトル。自分の身を投げ出しリオンを絶体絶命の危機から救った健司は、次元シンジケートにさらわれてしまった。やがて仲間のもとで意識を取り戻したリオンは、小さな相棒ギュッピー、謎めいた美女ミーシャとともに今、健司救出に立ち上がる!
モノクロ  涙をぬぐってしばし考えたあと、何か思いついたように小さな眉をピクリと上げる。
 そしてこんどはリオンの耳に顔を寄せ、
「……ああっリオンさん、あんなところにすっごいお宝が! ほら、一生かかっても遣いきれない大金ですよ! 早くゲットしないと誰かに横取りされちゃいます!」
 と――
 リオンに、初めて変化が生じた。
 眉間にかすかシワを寄せ、瞼が薄く開かれる。
「お、おおっ?」
「リオンさん!?」
 リオンは徐々に瞳に光を取り戻した。
 丸顔をくしゃくしゃにしているギュッピーに気づき、
「ああ……ギュッピー……」
 安堵と訝り、半々のかすれた声を洩らした。
「いま、なんだかおまえの声が聞こえたような気が……お宝が……大金……とか?」
「え? あ、いえっ、それは幻聴です」
 ギュッピーはあわてて首をふり、
「そんなことより……よかった、リオンさん!」

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パラレル・トラブラーズ 哀しき人形
丘野ゆうじ イラスト/植田 亮
定価560円(税込)
ギュッピーに迫る、封印したはずの悪夢。
生活費を好き勝手使いこむ二人に健司がキレた! しかたなくメイドカフェでバイトを始めた二人だが、その面接からの帰り、奇妙な通り魔に遭遇する。それはギュッピーの過去、封印したはずの闇が蘇った瞬間だった。リオンたちはギュッピーを守ることができるのか!?
モノクロ 「来いよ」
 余裕の表情で手招き。
 若者は不気味な笑みを頬にはりつけたまま、連続して空中に刃を走らせた。
 だがリオンの動体視力をもってすれば、『原住民』、しかも訓練された兵士でもない人間の刃物さばきなどスローモーションに等しい。楽々とかわしてのけ、ひるんで逃げるどころか逆に距離を詰めた。
「ほい、と」
 若者の手首に正確に手刀を入れ、サバイバルナイフを叩き落とす。同時に膝に足を飛ばして相手のバランスを崩し、そのままうつぶせに引き倒した。
 ほとんど一瞬のうちにおこなわれたその動きは、おそらく周囲の乗客の目にまるでコマ落としのように見えたにちがいない。
 念のためサバイバルナイフを遠くに蹴り、リオンは倒れた若者に声を投げた。
「観念したか、あ?」
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(C) 植田 亮/集英社

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