HOME > ライブラリー > 殿がくる!
BOOKNAVIはこちら
殿がくる! 殿がくる!
殿がくる!
福田政雄 イラスト/相楽ヒロカズ
定価660円(税込)
みんなが殿を待っていた――! 第3回SD小説新人賞受賞作!!
カツアゲされていた新一郎を救ったのは、かの大将軍・織田信長公だった!? 「やられっぱなしとは、恥じるがよい!!」そう吼えた殿は、明け方にはなぜか丹羽家の居候になっていた…。死ぬほど偉そうなタイムトリッパー信長が、日本を斬る! 古今未曾有の痛快☆殿アクション!
モノクロ 「おお、そこにおったか新一郎。よく学業に励んでいる様子、この信長安心したぞ。学問こそは国の基、若者は国の宝じゃ。みな、ここなみづき先生の言うことをよく聞いて、しっかりと学ぶのじゃぞ!」
 いまや、クラス全員が浮き足立っていた。
 チョンマゲつけた中年男が、誰にもマネのできない堂々とした態度で、えらそうな口をきいているのだから無理もない。
 異様な存在感をまき散らす信長に教壇から見下ろされ、新一郎はほとんど息も止まるような思いだった。
「うわははは、よきかなよきかな。おおいに学べ励め精進せいよ、明日を担う若者たち!」 
 クラス中の困惑にもかかわらず、ひとり信長だけが、上機嫌に高笑いを続けていたことであった。

 そしてこれが、今なお代々木の私立森本学園高等部に語り継がれる、伝説の日々の始まりだったのである。

BOOKNAVIはこちら
殿がくる! 殿がくる!
殿がくる! 〜京都は燃えているか〜
福田政雄 イラスト/相楽ヒロカズ
定価580円(税込)
殿と行く! 5泊6日“歴史を作る”修学旅行!?
現代日本の生活になじんだ様子の殿&蘭丸だったが、周囲に不穏な動きが! しばらく城(?)を空けて様子を見るため、新一郎たちの修学旅行に同行することにした殿を待っていたのは、『信長排斥運動』と――『殺人事件』だった!! 痛快無比の殿アクションin秋の京都!
モノクロ 頭上に、幅1.5メートル、長さ10メートルはある横断幕が垂れ下がっていた。白い布地に、墨痕淋漓と書かれた文字は――
『仏敵・織田信長の入京、絶対反対! 力を合わせて、大悪人織田信長の来訪を阻もう〜京都宗教者団体、および観光協会協賛〜』
 それは異様な光景だった。
「と、殿。これっていったい……」
 あたりの雑然とした空気にかき消されかけ、それでも必死な新一郎の声であった。鷹田先生と信長が、そちらを見る。
「おお、どうやら叡山の者どもよな。これはとんと大仰な出迎えじゃ」

BOOKNAVIはこちら
殿がくる! 殿がくる!
殿がくる! 〜ニッポン最後の日〜
福田政雄 イラスト/相楽ヒロカズ
定価600円(税込)
親米政治家に理緒を取られて、日本もアメリカに乗っ取られ!?
日本吸収計画が失敗に終わっていたアメリカは、次なる作戦で再度日本を狙う。新米政治家の白川と理緒のお見合いも、その一波。新一郎はやっと自分の気持ちに気が付くのだが、果たして間に合うのか…。そして、信長とアメリカの直接対決!? 日本の未来は殿が切り開く、ラスト合戦!
モノクロ 「……どうなの? 新一郎。お前が俺の。ううん。あたしのことどう思ってるのか、言葉で欲しいよ。そろそろ聞かせてほしい。おまえの気持ち」
静かな夜に落ちる声の響きに、新一郎はこれが、どうしても逃げられない局面であることを知った。
 決意するのにたっぷり十秒かかった。決意できただけでも彼にしては立派だった。風間が見たら感動しただろう。
「――うん。わかった、内藤さん」
 新一郎は少し息を吸った。内藤はわずかに腰をかがめた。新一郎が彼女の手を握り、前に引いたからだ。どちらから顔を近づけたかはわからない。ただ、風呂上りのいい匂いがあたりに立ちこめ、お互いの体温と鼓動が近づくのを二人は感じた。
(c) SHUEISHA Inc. All rights reserved. 無断転載禁止
(C) 相楽ヒロカズ/集英社

このページのトップへ