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アンシーズ 2 〜刀侠戦姫言想録〜
宮沢 周 イラスト/久世
定価580円(税込) |
女の子は嘘をつく?
第8回SD新人賞佳作受賞シリーズ、美少女任侠バトル第2弾! |
| 自らの男を武器へと変換し戦う「アンシー」となったトモ。そのせいで彼の生活は一変する。その境遇を自ら打破するため、トモは「刀競大武会」と呼ばれるアンシーのバトルを勝ち抜くことを誓う。チーム戦である刀競大武会では仲間どうしの連帯感や信頼感が重要になる。ところが、リーダーであるヒカルは徹底した秘密主義。トモたちはそんなヒカルに疑念を抱き行動を起こすが、その結果、ちょっとしたトラブルになってしまう。その上、トラブルが解消されないまま迎えたバトルで、「机の角」というアンシーの攻撃を受けたヒカルが気絶してしまい……! |
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「ヒャハ! この間はよくもやってくれたよなぁ」
それは以前に戦った、このエリアをキープしていたアンシーの一人だった。頭の両側に、髪の毛が竜巻のように伸びていて、頬に龍の入れ墨がある。幅が太く厚みのある包帯を全身に巻き付けたような衣装を着ていた。両肩で、羽根飾りのついた槍を担いでいる。
「俺は、サークル竜巻組のリーダー、風雲槍のギルだ。……ここ、返してもらうぜ?」
ギルと名乗るアンシーは、頭上で槍を器用に回してから、腰を落とし戦闘体勢を取った。
「く、くそっ! こんなときに」
立ち上がり、僕も構える。
「お、やるのか? いいだろう。お前、名前は? タイマンときは名乗りをあげねぇと盛り上がんねえだろう?」
「な、名前?」
本名を言うわけにはいかないし……。カタナの銘もないし……。
「ちっ。名乗れねぇのか。しけてやがるな。しゃあねぇ、俺の竜で教育してやる……、来な」 |
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