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一緒に革命しませんか? 2 聖女不平等
淺沼広太 イラスト/宮坂みゆ
定価630円(税込) |
魔性のカリスマ聖女、降臨。
打倒『リア充』の旗印を根本から揺るがす聖女の力とは…?
アンチ(?)ラブコメディ、第2幕! |
| 自由を獲得するため、翔子たちと共に「紅のスバル」の一員として活動を続行することにした大輝。次に課せられたミッションは、新メンバーの勧誘だった。自信のない大輝も奮起し、ひょんなことからマリアという少女と仲良くなる。メル友にまで関係は発展するのだが、大輝の知らない所でマリアは陰謀に巻き込まれていた。そんな中、大輝は翔子に連れられ、仮面パーティへ潜入する。そこには生徒会長のマークがおり、ある取引を持ちかけてくるが…!?生徒会、「紅のスバル」に次ぐ第3の勢力が現れる!? |
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声というかうめきだ。人気の無いの昇降口で、女の子のすすり泣くようなうめき声を耳にして、大輝はビクン! と全身をこわばらせる。
(――な、なんだ! まさか、片思いを苦に自殺した女の子の幽霊か? 学園七不思議なんて聞いたことないけど……ど、どうしよう。幻聴じゃないぞ)
お化けが特別苦手ということもないのだが、女の子が泣いているというシチュエーションに大輝の鼓動が早まる。ロッカーの角からちらりと声のする方を少年はのぞき込んだ。
そこには小さな……それこそ中学生か……下手をすれば小学校高学年で通ってしまいそうな女の子が独り、うずくまっていた。
金髪だ。長い髪が地面についてしまっている。
昇降口には他に人の気配はない。
(――よかった。幽霊じゃないみたいだ……けど……なんで泣いてるんだろう?)
このまま放っておけない。とはいえ、どう声をかけようか大輝は悩む。
(――泣いている理由は……彼氏に振られたとかかな? もしくは告白が失敗した……とか)
大輝は一度深呼吸をしてから、ゆったりとした足取りで彼女の前にしゃがみ込んだ。視線を同じ高さにしてから口を開く。
「あの、大丈夫ですか?」
「ぐすっ……うう……」
女の子は金髪を左右に振り乱した。
「すいません。大丈夫じゃないですよね」
焦る大輝に女の子はそっと顔をあげた。
青い瞳の天使……それが彼女に対する大輝の第一印象だ。小さな口からか細い声が響いた。
「どちらさまですか?」
「一年T組の佐藤大輝です!」
「天音……マリア。一年H組」 |
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