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こいびと以上、ともだち未満 3 へこさま乙女
みかづき紅月 イラスト/双龍
定価600円(税込) |
| 女には負けられん戦いもあるんじゃけえねっ! |
| 王寺村にも秋がやってきた。そして村の収穫祭に雅久斗の悪友がノリノリで参戦してきて、さあ大変。真姫と手を組み、村おこし改革がさらにヤバい方向に進んでいく。もう止まらない、止められない!? 一方、ウソから出たマコトか、雅久斗にまさかのモテ期が訪れる!? 不器用な彼女たちの屈折した愛情表現に振り回され──果たして恋の行方は!? 笑いとせつなさ120%の田舎系ラブコメ、クライマックス。 |
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と、ちょうど本を読み終えた岡本がすっくと立ち上がると、何か匂うのだろうか? ふんふんと鼻を鳴らし、美瑠へと近づいていった。
そして、なんの前触れもなくいきなり彼女のポケットに手を突っ込んだ。
「っきゃ! ちょ、ちょっと何をいきなりっ!? やっ……」
「いかがわしいの……いっぱい……やねん?」
岡本がポケットの中から手を勢いよく引き抜くと、スカートの中から色とりどりのウミウシストラップが携帯と一緒にぞろりと出てきた。
女子中高生にありがちな、携帯本体よりもストラップのほうが大きくなっている。主従逆転というやつである。
「七色全部あるし。しっかりコンプってますね……」
「ち、違っ! こ……これは、そうよ! 全部没収したものであって。断じて個人の私物などではなくて……」
ごにょごにょと何やら必死に言い訳しているが、もはや誰もまともに聞いていない。 |
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