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くずばこに箒星 2
石原 宙 イラスト/月神るな
定価670円(税込) |
「いつでも、ずっと、そばにいる。」
「メイドロボ」と機関車をつなぐ記憶。
第10回スーパーダッシュ小説新人賞大賞受賞シリーズ第2弾! |
| おそうじ部の一員として1stチェアを目指すと決めた英知。そこへ、ミュール=レストと名乗る不思議な少女がダストシュートから降ってきた。記憶のない、自称『棄てられたメイドロボ』の彼女は『ご主人』を探してほしいと英知たちに依頼する。一方、匠は取り壊しの危機が迫る蒸気機関車を再び走らせようと必死だった。裏で糸を引く謎の組織とおそうじ部は対峙し…?過去をもがれた少女と動かない機関車が出会う時、再び学園に奇跡が起こる――遊園地跡地の学園で起こる壮大な青春おそうじスペクタクル! |
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「ですから、わたくしはメイドでございます。メイド。ご存じありませんか? メイドと申しますのは、専ら家事労働を雇われて行う女性使用人のことであり、近代以降、イギリスを中心に急激に増加し――」
「あぁ、わかった。わかってるよ。メイドだろ。それはわかってるけど、なんでメイドがダストシュートから降ってくるんだ?」
突然の闖入者、しかも見るからに奇特な少女が相手だ。なので匠はよくわからないが、小花となつきの二人は警戒気味で腰が引けていて、仕方なく英知がミュール=レストと名乗る少女に応対していた。
「ですから、足を滑らせてしまっただけでございます。別に空から降ってきさえすればヒロインの座を奪えるかも、とかそういった打算的な演出を狙ったわけではございません。ご理解いただけますか?」
「あ、ああ、理解できるよ。それはわかった」
「恐れ入ります」 |
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