第5回集英社ライトノベル新人賞最終選考結果発表!

厳正なる審査の結果、以下1作品が受賞となりました。

特別賞

『断界魔装のパラダイム・シフター』妹尾 尻尾

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受賞者コメント

断界魔装のパラダイム・シフター

妹尾 尻尾(せのお・しっぽ)(34歳)
【著者プロフィール】
1982年生まれ。東京出身・在住。
【受賞コメント】
早く電話に出れば良いのに。
と、会社のトイレで「この電話番号はどこのセールスかな?」とネットで検索していた自分に言ってやりたいです。
集英社、とありました。
しかしこれまで幾度の落選を経験してきた私は、きっとこれは何かの間違いで、今回も落ちるんだろうと諦めにも似た境地に至っており、とりあえずスマホをしまって水を流して手を洗ってトイレを出ました。

早く電話に出れば良いのに。
と、きっと担当さんも思っていたはずです。留守電にも気付かなくて申し訳ありませんでした。同じ番号からそのあと三回着信がありました。メールも来ました。本当にごめんなさい。仕事だったんです。

初めまして、妹尾尻尾と申します。第五回集英社ライトノベル新人賞の特別賞に選んで頂きました。身に余る光栄です。拙作を選考してくださった皆様、本当にありがとうございました。
『背が低くて胸の大きいヒロインが出てくるライトノベルが書きたい』。
その夢が叶いそうで、とても嬉しく思います。
【作品あらすじ】
――これは『界獣』という災害と、記憶を失った『魔女』にまつわる物語。
帝国暦2024年、未確認巨大異界猛獣――『界獣』によって、人類はその生存を脅かされていた。超高熱の光線で街を燃やし、光の壁により銃弾も戦車砲撃も通さない界獣に人類は為す術がない。『魔女』を除いては。
魔女は界獣と同じ力、『魔法』を使用することができる、界獣への唯一の対抗手段である。魔女の放つ魔法ならば『界獣』の光の壁を貫けるのだ。
そんな魔女を――魔法が使えること以外はただの人間である少女たちを、人類は『兵器』として運用していた。『七星昴《ななほしすばる》』の血の繋がらない七人の妹達もまたそうであった。
「きめた。私、お兄ちゃんのお嫁さんになる」
「お前が大人になって、まだその気なら、いいよ」
幼い頃、四番目の妹『七星紅葉』と結婚の約束をした昴は、魔女を援護する陸軍特殊部隊でも屈指の歩兵となる。しかし魔女殺しの任務についたトラウマで軍を脱走・除隊。魔女の世界から逃げ、魔女と関わりのない道を歩んでいた。
そんな昴の前に、ひとりの魔女が落ちてくる。それはかつて昴と約束を交わした義理の妹、紅葉だった。しかし紅葉は昴のことはおろか、自分の名前すら憶えていないという。彼女は『兵器』として人体実験を受け、記憶を失い、陸軍から逃げ出してきたのだ。
自分が何者かもわからない絶望に慟哭する紅葉。彼女を前に、かつて自身の運命から逃げ出した昴は、もう一度戦うことを決意する。
最愛のひとを守るために。あのときの約束を、果たすために。

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