※今回『ベン・トー7.5 箸休め〜Wolves,be ambitious!〜』発売記念特別企画としまして役に立つようで役に立たない、けれど少し耳寄りな『自称世界的アナリスト、ジョン・グッド氏によるベン・トー スペシャルトーク3』をお送りします。

 ハロー!! ボクが愛するジャパンのクールガイ&タフガイのみんな!!
 もうお馴染みだね、世界的アナリストにしてみんなのジョン・グッドだ。

 いつもみんなからのホットな愛を感じているよ。
 ボクからの愛も、みんな、感じてくれてるかな?


 オーケィ!!


 さて、前回の衝撃的なニュースから早五ヶ月だね。

 ……Yeah……あの時のことは忘れられないよ。
 ベン・トーのまさかのメディアミックスもそうだけれど、同じぐらいにボクが買い集めたクールジャパングッズが……ね、
 ……世の中には悲劇が溢れているよ……。

 でも、そんな時だからこそ元気を出していかないといけないね!
 敗北は常に己の弱さにその原因があるとボクのグランマが言っていたよ。
 自分で負けたと思った時が負けなんだ。
 諦めちゃダメだ。



 ……例え久々の来日ではしゃぎすぎちゃった翌日、飲み過ぎて記憶を失くした状態で目を覚ますと、お尻に妙な違和感を覚えていたとしても……まだ、心が折れていない限り負けじゃないのさ!!

 そうだろ、ボブ!!
HA―HAHAHAHAHAHAHAHA!!
 オーケェ〜ボブ。
 今日もワイルドな三角筋じゃないか。イイ具合に張ってるぞ、ボーブ。
HA―HAHAHAHAHAHAHAHA!!
 A-hahahahahahaha!!

 ボブはいつも元気だね!!
 君と一緒にいるとホント、ハッピーがいっぱいだ!!
 だから君とのフレンドシップは手放せないね!!

 公園のトイレで知り合って以来、ボクは日本に来る度に彼を都内の公園で探すんだけど、それもこれも、彼がとても魅力的な男だからなんだ。
 みんなもそう思うだろ?
HA―HAHAHAHAHAHAHAHA!!
 おいおいボブ、まったく君って奴は〜!

 見ての通り、彼は本当に愉快な奴なんだ。
 例えば……ボブはね、実はこう見えて凄い秘密を持っているんだよ!

 ……フフッ、ボクは知っているんだ。一瞬でも視界に入ればそれを全て記憶出来る能力がボクにはあってね、その力のおかげで世界的なアナリストに成り上がったといっても過言じゃないんだ。
 そう、初めて会った時からずっと、何と彼はクマさんのパンツを愛用しているのさ!

 ご覧よ、ホラッ!!
Oh、No!!!!!!
 プリティなベアがプリントされたボブのパ……
…………………………。
 …………………………。
…………………………。
 ……………………ヘイ、ボブ。
……Yah……。
 何故、君は……『 じ ょ ん 』とボクのファーストネームが書かれたブリーフをはいているんだい?
………………。
 ……しかもこのブリーフは、あのお尻の違和感を覚えた時に紛失したはずのもの……。
………………。
 ……そういえば、ホテルの前には大きな公園があったね、ボブ?
……………………。
 …………………………。
……………………。
 ………ヘイ、ボブ?
 ……I……I picked up this pants in the park.

( わ……私は公園でこのパンツを拾いました。)
 ボぉブ!?

 君って奴は!!
 ………………。
 君って奴は…………喋れるんじゃないかっ!!
 ……!?
 なんだい、ボクはてっきり笑いながら公園で筋トレ以外出来ない哀れで愉快なマッスルファイターだと思っていたよ!!
 喋れるならそうと言っておくれよ!
 ……H,HAHAHAHA……。
 さぁ、そうとわかったらボクらの仲間であるベン・トーフリークスのガイズに自己紹介をしようじゃないか!!
 ……Oh……OK.
 ……OK……。

……Ah……

I am very nice ga……

( 私はとてもイかしたゲ……)
 ……………………。
 ……I……I am very nice guy!!

( わ、私はとてもイかした男です!!)
 イェアァ!!
 パーフェクトだよ、ボブ!!

 これからはいつも以上に熱いベン・トートークを出来るじゃないか!
……HAHAHA……。
 ほらご覧よ、ボブ。
 いつものオープニングより異様に長くなっちゃったから、他のスタッフの目がまるでデーモンのようだぞ。  このままじゃ僕らのギャランティが削られてしまいそうだから、早速本題に入ろう。

 そう、もちろん話題はベン・トーシリーズ最新作……『ベン・トー7.5 箸休め〜Wolves,be ambitious!〜』だ!
 しかも嬉しいことに今回の発売日はいつもより数日早く、7月22日頃だっていうんだから、こんなに嬉しいことがあるかい!?
 何があったのか知らないけれど、いつもより発売日が早いんだよ、ボブ!!

 ボクなんて嬉しさのあまり、パソコンの前で生まれて初めてブレイクダンスを踊ったほどさ!!
 HA―HAHAHAHAHAHAHAHA!!
 ……おかげで24インチ液晶モニターがゴッドの元へ行ったんだけど……これ、経費でどうにかならないかな。
 ……………………。
 まぁ、この辺りはボクのエージェントを通して後でじっくりと集英社の人と楽しいトークをすることにして……
 それより今は、今回の『ベン・トー7.5』についてホットに語っていこうじゃないか!

 ……フッフッフッ、実はね、まだ発売前のこの本……関係者特権でもうもらちゃったんだ!!

 Oh,yeah!! みんなからの羨望と嫉妬の眼差しがネットを通してボクの大胸筋に突き刺さってくるよ!

 ……でもまぁ、それも快感なんだけどね。A-HAHAHAHAHAHAHAHAHA!!!
 HA―HAHAHAHAHAHAHAHA!!
 世界的なアナリストになって良かったと本気で思ったよ。

 さぁ、自慢はこれぐらいにして、本の紹介を始めようか。
 前回の箸休め≠ナある『ベン・トー5.5』と同様、今回も中編や短編などがギッシリ詰まっているから読み応えもバッチリ!
 しかも5.5巻に比べると……何とページ数ははるかに増量!! 通常のベン・トー正規ナンバーと同じだけの枚数だから、ベン・トーフリークスとしてはたまらないね!!
 文字数自体もいつものように普通のライトノベルの二倍ほどもあるから、本の見た目以上の満足感を得られるのは確実だ。
 何せ、あとがきに『仕方なく、削った』って書いてあったぐらいだからね。ベン・トーではお馴染みのパズルのような詰め込み作業によって、他の本よりもインクを一杯使っているから、お得だね!

 ボブもそう思うだろう!?
 HA―HAHAHAHAHAHAHAHA!!


 ……By the way, how about the condition of your ass?
( ……ところで、あなたのお尻の状態はどうですか?)
 ベン・トーシリーズと同じぐらいに絶好調さ!!

 そうそう、お得感一杯といえば、今回もサブタイトルのサブタイトルがついているというカオスっぷりなんだけど、これは北海道でお馴染みのクラーク博士の言葉をもじったものらしいね。
 ……Why?
 ……今回も、特に、意味はないそうだ……。
……………………。
 まぁサブタイトルのサブタイトルだからね、深く考えるのはストップだ。

   それより!!
 ボクはベン・トーフリークスたちに、この本の素晴らしいところを紹介しないといけないと思っているんだ!
 それが関係者特権で特別に刷り立ての本をもらった者の務めってものさ!

 まず、表紙はいわずもがなだね。
 相変わらずMr.シバノの素晴らしいタッチがガッチリとボクのハートをキャッチ!!
 そして……口絵、つまり表紙をめくると現れるカラーページのことなんだけど……今回もたまらないね!!
 5.5巻もそうだったけれど、今回もなんと水着ページがあるんだ!!
 しかも今回はついにボクの槍水茉莉花の水着が!!!

 これを見た瞬間、ボクはすぐにショップに追加発注の電話をしたよ。
 読む用、研究用、保存用だけじゃ足りない……使用用も必要だってね!!
HA―HAHAHAHAHAHAHAHA!!
 ボブもそう思うんだね、たくましい笑い声の中にさまざまなメッセージを感じられたよ。

 ただね、何もカラーページだけが魅力的ってわけじゃないんだ。
 ……モノクロイラストもさすがだよ。
 特に今回の茉莉花の満面の笑顔のイラストは素晴らしいよ。まさにパーフェクト。Mr.シバノにボク愛用のスペシャルプロテインをプレゼントしたくなったよ。

 他にもボクの大好きなあせびちゃんも出てくるし……あの今までイラストが出てこなかった女の子についにイラストがついたりして……まったく、ベン・トーはボクをどれだけ喜ばせたら気が済むんだい!?
HA―HAHAHAHAHAHAHAHA!!
 ボブもそう思うんだね!!

 ホント小さい女の子は素晴らしいよ!!
……………………。
 ……おっと、ボブ。周りのスタッフから凄い目で見られているぞ。
 勘違いしないで欲しいのは、ボクはある種の芸術的な意味で小さくて、若い女の子が好きなだけさ。
 わかるかな、アートなんだ。
 性的な意味とかはまったくない。高尚な趣味なんだ。


 ……何か、問題があるかな? ん?
 No,problem!!
(問題ありません!!)





 ……By the way, how about the condition of your ass?
( ……ところで、あなたのお尻の状態はどうですか?)
 だからそれこそ問題ないよ!

 そういえばこれも関係者に聞き込みをしたんだけれどね、今回の裏テーマはセルフでのリスペクトらしいね。
 意図的に似たようなシーンを用いていたりするらしいから、今までのベン・トーファンをやってきた身としては心が躍るよ。

 ボブも、そうなんじゃないかな?
 Oh,Yeah!!




 ……By the way, how about the condition of your ass?
( ……ところで、あなたのお尻の状態はどうですか?)
 …………………………。
 How about the state of your ass?
( あなたのお尻の状態はどうですか?)
 ……ヘイ、ボブ。

 どうして君は、そんなにボクのプリティなお尻を気にするんだい……?
……………………。
 …………まさか、ボブ……。
 君、まさか…………。
………………………………。
 ひょっとして今、大臀筋を鍛えているのかい!?
……!?
 なぁんだ! それならそうと言ってくれたら良かったのに!!

 ボクが開発した大臀筋の素晴らしいトレーニング法があるんだ!
 実はこれを日本のスポーツジムに売り込むのも今回の来日の目的の一つなのさ!!
 ジャパニーズパブリッシングの経費で来日して、本業の方の仕事を進める……ボクって最高の節約家だろう?
Yeah!!!
 もちろんベン・トーが一番の目的だけれどね!!
 他にもベン・トーのイラストレーターであるMr.シバノ自身の手によるベン・トーの漫画をゲットするのもそうだし……どうしてアニメ化までいけたのか、どうしてベン・トーがセガさんや大塚製薬さんという世界的にもビッグで素晴らしい企業から公認をもらえたのか……それを調べて本にしたいとも思っていてね。

 ……まぁ、まだアニメ化が壮大なドッキリである可能性を完全には否定できないから、その真相も確かめたいところさ。
 ベン・トーなら何が起こってもおかしくないからね。
……………………。
 ……もし、ドッキリだったら……ボクは多分、一年ぐらい姿を消すと思うけど……その時は探さずにそっとしておいてくれると嬉しいよ。
……………………。
 ……もちろん、そんな悲しい出来事は起こらないとボクは信じているけどね。
 だって、ホラ、もう素晴らしいスタッフだって発表されたわけだし……さ。

 ……でも少しでも疑問や不安があるのなら、確かめておくべきだってボクのグランパも言っていたしね。  ボブだって、そう思うだろう?
Yeah.


 ……By the way, how about the condition of your ass?
( ……ところで、あなたのお尻の状態はどうですか?)
 …………………………。
How about the state of your ass?
( あなたのお尻の状態はどうですか?)
 ヘイ、ボブ。
 どうして、君はそんなにボクのお尻をそこまで気にするんだい?
…………………………。
 ……ボクがいつもお世話になっている弁護士の先生がいるんだけど、後で彼が君に話があるそうだから、いいかな?
…………………………。
 ……あー、みんな。
 本当ならこの後はベン・トーキャラクターたちの声優さんの予想をみんなでしたりしようと思っていたんだけど……ちょっと予定が入っちゃってね。
 とてもとても残念なのだけれど……ボクの男としての尊厳に関わる重要なことだから……ソーリー。

 ……ヘイ、ボブ。
 逃げようとしてもそこの窓ははめ殺しだよ。
……!?

 Oh,fucking shit!!!!!

( おぉ、糞との性交中!!!!)
 それじゃみんな、また次回だ。
 次も必ず呼ばれるとボクは信じているよ!!


 ……ボブがどうなっているかは……わからないけれどね……。


 ともかく、今回はここまでだ!!

 Goodbye、See you again!!

●ジョン・グッド:国際的アナリストとして世界を股にかけるタフガイ。世界的な視野を持ち、その幅広い知識と偏った感性により極めて一部にカルト的な人気を誇っている。また英語、日本語、肉体言語に精通しており、日本の学生向けに英語ドリルを制作するなど、幅広い活躍を見せる。今回久々の来日にはしゃぎすぎ、一時記憶を失う。目覚めた彼が最初に買ったのは痔の薬らしい。

●ボブ:公園のトイレとかにいるらしい、謎のタフガイ。実は喋れた。今回のスペシャルトークの後、捕縛される。










※当コーナーに関してのご注意
 当コーナーはあくまで役に立ちそうで役に立たない、でもちょっと耳よりな<Rーナーですので、あまりに意味がないと苦情の電話、メール等はご遠慮くださいますようお願いいたします。またジョン・グッド氏の見解、極秘情報については彼個人の意見であり、集英社並びにスーパーダッシュ文庫編集部、アサウラは一切関わっておりません。
 また、ホテルなどで宿泊の際は、記憶を失くすほど飲み過ぎたり、窓を開けたまま眠ったりしないようにしましょう。高層階であっても謎のタフガイは躊躇うことなく壁をよじ登ってきます。