飛火夏虫
Book
NOVEL
価格:640円(税込)
飛火夏虫-HIKAGEMUSHI-
ことわざの持つ意味を発現させる異能力“言技”が存在する世界。
瀬野大介は自身の能力が原因で、人との関わりを避け暮らしていた。
しかし言技「袖振り合うも他生の縁」を持つ少女との出会いにより、大介の生活に光が射し始める——!
日本最大級の小説・コミック等の投稿コミュニティ「E★エブリスタ」で大人気連載中の異能力学園バトルファンタジーがスーパーダッシュ文庫から登場!
価格:672円(税込)
飛火夏虫 2-HIKAGEMUSHI-
舞台は、ことわざの持つ意味を発現させる異能力“言技”が存在する世界。
主人公の高校生・瀬野大介は、危険地帯に自らの意志で足を踏み入れると体が発火する“言技”「飛んで火に入る夏の虫」が原因で人を避けて暮らしていたが、二つ目の“言技”「心頭滅却すれば火もまた涼し」と併用することで負の力を克服。
友達作りが趣味という綱刈きずな達との関わりによって、大介の暮らしにも光が差し込むようになった。そんな大介に、<桜ランク>の能力者を狙うグループ“フェイル”の影が迫る!!!
大人気異能力学園バトルファンタジーの第2巻!!
comic
価格:650円(税込)
飛火夏虫-HIKAGEMUSHI-
ことわざの持つ意味を発現させる異能力“言技”が存在する世界。
瀬野大介は自身の能力が原因で、人との関わりを避け暮らしていた。
しかし言技「袖振り合うも他生の縁」を持つ少女との出会いにより、大介の生活に光が射し始める——!
大人気小説『飛火夏虫-HIKAGEMUSHI-』をコミカライズ!
INTRODUCTION
Keyword
CHARACTER
自称、苛められもしない男。
友達は一人もおらず、意図的に無視される日常を送る。
本人も、人と関わらずに済む現状の生活を問題なく思っている。
築二十五年の二階建てアパートで一人暮らし。
- 言技
- 飛んで火に入る夏の虫
- 諺本来の意味
- 自ら進んで危険なことに身を投じ、災難を招くこと。
夏の夜、灯火に集まる虫が火に飛び込み死ぬことから。 - 能力
- 自分の意思で危険に身を投じると、体が発火する。
副作用として危険を『KEEP OUT』と表記された黄色いテープとして目視でき、自らテープを切らない限り能力は発現しない。 - ランク
- ****
真っ赤なショートヘアー、腰回りにぐるりと一周囲んでいる無数の携帯電話、十センチ程の厚底ブーツが特徴の少女。
趣味は友達作り、特技は友達作り、おまけに言技も友達作り。
- 言技
- 袖振り合うも他生の縁
- 諺本来の意味
- 知らない人と道で服の袖が触れ合う程度のことも、前世からの深い縁によるものであるということ。
どのような出会いも大切にしなくてはいけないという教え。
また、「他生」は「多生」とも書く。
類義するものとして「躓く石も縁の端」「行きずりの宿世」等がある。 - 能力
- 触れられるくらいの近距離にまで近付いた相手と、友人になるきっかけを生み出す。
- ランク
- 梅ノ中
きずなの友達。
余計な我流三段活用を加えて会話する。
あだ名はシャギー・スタローン。
- 言技
- 蛇足
- 諺本来の意味
- 余計な付け足し、不必要で無駄なもののこと。
正確には諺ではなく故事であり、出典は戦国策(せんごくさく)。 - 能力
- 触れた人や物に余計なものを一つ付け足す。
付け足すものの指定はできず、妙なものである確率が高い。
三十回に一回ほどの確率で「ダソ君」と呼ばれる蛇に足の生えたぬいぐるみが出現する。
また、付け足したものは約五分で消滅する。 - ランク
- 梅ノ中
大介のクラスメイト、きずなの友達。
極度の恥ずかしがり屋。
普段は黒縁眼鏡をかけているが外すと美少女。
- 言技
- 穴があったら入りたい
- 諺本来の意味
- 失敗等で穴があるなら入って人目を避けたいほど、恥ずかしくてたまらない様子。
「穴があれば入りたい」ともいう。 - 能力
- 恥ずかしさに耐えきれなくなると、恥ずかしさの原因(主に対峙している相手)の足元に大穴を出現させる。
なお、穴は役目を終えると消滅する。 - ランク
- 梅ノ上
大介のクラスの委員長、きずなの友達。
大変堅苦しく真面目な性格。
育という名前に恥じず、その胸は中々に育っている。
- 言技
- 石に裃(かみしも)
- 諺本来の意味
- 堅苦しいことのたとえ。
また、堅いだけが長所の謹厳な人という意味。
裃とは、江戸時代に用いられた武士の礼服のことを指す。 - 能力
- 性格のみに効力を及ぼすタイプ。
発現者を堅苦しく真面目な性格にする。 - ランク
- 梅ノ下
少年ギャング《鬼神》のリーダー。
- 言技
- 鬼に金棒
- 諺本来の意味
- 強い上にさらに強さを加えることのたとえ。
類義するものとして「虎に翼」「弁慶に薙刀」「獅子に鰭(ひれ)」等がある。 - 能力
- どのような状況下においても、周囲にあるもので金棒を象った武器を瞬時に作り上げることができる。
同時に、その武器を自在に使いこなせるほどの筋力も得る。 - ランク
- 竹ノ中
探偵。29歳。独身。彼女なし。
情報通で大介達のよき協力者。
- 言技
- 一を聞いて十を知る
- 諺本来の意味
- 極めて理解が早く、洞察力が鋭いことのたとえ。
僅かなことを聞いて物事の全体を理解するという意から。
類義するものとして「一を以て万を知る」「目から鼻へ抜ける」等がある。 - 能力
- 僅かな情報を糧に、常人では中々辿り着けないであろう深い情報を短時間で探り出すことができる。
能力自体は脳の活性化のようなものなので、パソコン等の情報収集ツールはかかせない。
また万能ではなく、探り出せないこともある。 - ランク
- 梅ノ中