HOME > 新刊情報 > 2011年8月
新刊情報
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カンピオーネ! X 槍の戦神
丈月 城 イラスト/シコルスキー
定価660円(税込)

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神殺しは呪縛される――!

護堂が囚われた呪いとは?
黒き貴公子との対決の時が迫る!!
アテナとの最期の別れを経て、
湖の騎士・ランスロットとの再戦に備える護堂たち。
イギリスの地に降り立った彼らは、白き姫君の力を借り、
かの騎士の正体を突き止めようとする…。
しかし、護堂は謎の女性との邂逅をきっかけに、
神祖・グィネヴィアと共闘を強いられることに。
当然、彼女を仇敵と定める神殺し・黒王子アレクとの対立が避けられるはずもなく、
神殺しが相撃つ激闘が始まってしまう!
一方、護堂と引き離されたエリカやリリアナたちは…!?
モノクロ 「……みんな、草薙護堂のあれをどう思う?」
「……明らかにおかしいわね。ただ、精神的に不安定そうなところがまったくないし、躁鬱状態というわけでもなさそうなのがひっかかるわ」
「……ええ。すごく自然な感じがしますね」
「……むしろ、いつもは理性や常識に邪魔されて表に出てこない本性が、この機会に顕在化したとか仮説を立ててみたくなるな」
 リリアナの結論めいたコメントに、祐理とエリカはうなずいてしまった。
 ともあれ、草薙護堂がおかしい状態なのは事実である。
「護堂、あなたの遊び相手にはわたしたちが立候補してあげるわ。遠方からのお客様相手に火遊びをするのは、いいかげんにして欲しいものね」

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オーディナリー・ワールド 2F
槙岡きあん イラスト/KL
定価600円(税込)

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このままじゃ俺の青春は台無しだ!

俺の彼女は森泉さんで、猫屋敷さんは同居している親戚で俺の家族!
ただそれだけの簡単な人間関係のはずだったのに、どうしてこんなことになってるんだよ?
栃木出身の蕪木大空夢は高校進学を機に憧れの東京デビューを果たす。セレブなタワーマンションでは黒髪ストレート、邪気眼の不気味キャラ・猫屋敷うらみと同居をすることに。同じマンションに住む森泉いばらは、クラスメイトで、金髪碧眼お嬢というモデル級ハーフ美人。群馬出身というのが気にかかるも、大空夢はいばらと付き合うことに…。高校ではみんなで散歩部を結成したり、いばらと天王洲をデートをしたり、楽しい学園生活を送っていた。ある日、学園一の優等生で風紀委員長の冷泉院冴子が散歩部に乱入して来た。不純異性交遊をさせないために散歩部を監視すると言う冴子の本当の目的は……!?
モノクロ ……冴子は目を潤ませながら、うらみの細い身体をぎりぎりっと抱きしめて、あまつさえうらみの頬に自分の頬をすりすり。
「……きゃっ? あ、あ、あの、そのっ……く、く、くっつきすぎです先輩っ!? あううっ……は、恥ずかしいです」
「乙女同士のスキンシップだ、何が恥ずかしいのだ」
「いえ、その、こういうのにあまり慣れてなくて……ううう」
「そうか、部活にいる乙女はあの森泉だけだったからな。お前の不倶戴天の敵だ。これからは私を実の姉のように慕って頼るがよい!」
「う、ううう。む、胸が。胸が当たってます」
「違う、当てているのだ」
「ええええっ? た、大空夢く〜ん! なんとかしてください〜」

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百合×薔薇 2 失敗ハーレム
伊藤ヒロ イラスト/高見明男
定価650円(税込)

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べにおの為だけにつくられたハーレム!?

女学院にたった一人の男子・花邑べにお。
クラス全員の「姉」になった少年の運命は!?
「護鬼剣゛妖、しらゆき様」
女性だけにしか存在しないとされる特殊能力者『花使い』を育成する女学院に編入し、
一年A組の女生徒すべての「姉」となってしまった少年・花邑べにお。
彼(彼女?)を慕う少女たちにちやほやされて悪くない気分のべにおだったが、
そこには大きな落とし穴が…?
さらには、姉・しらゆきのライバルと称されるゴスロリの不良少女・瀬戸多実華と
その妹・春歌との出会いが新たな戦いを引き起こす!?
後に“姫百合姫”の名で関東全域の少女から『お姉様』と呼ばれる男子の物語、第二幕開演!
モノクロ  そういえばヤヱ様が隣の席じゃないのは転校以来初めてだ。これまでは、いつでも彼女が左右どちらかの隣に座ってくれていた。
 この子がすぐ近くにいてくれないというのは寂しくもあるし、心細くもあるような……。
「……べにお様、椅子、少し後ろ」
「えっ? 後ろ? こう?」
 座ったまま、椅子をやや後方に下げると――、
「……んっ」
 ――ぴょこん
 と、僕の膝に跳び乗った!
「ちょ、ちょっとヤヱ様! なんで膝に!?」
「……隣の席が空いてないから」
「だからって、そんな――!?」
 もしかすると、ヤヱ様なりのやきもちなのか? 他の子に『僕の一番近くの席』を譲りたくないから?

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はるかかなたの年代記 3 夜魔が踊る
白川敏行 イラスト/ふゆの春秋
定価650円(税込)

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恋は突然落ちるもの。

カティア、アレット、グロリア。
ユウを取り巻く少女たちの想いは強さを増していく。
だが、少年はもう一人の菫色の瞳の少女と出会う。
彼方の星で、物語は加速する。
生徒会長・アレットが所有する別荘にバカンスに訪れたユウたち。
休暇を楽しむ一方で、ユウとアレットは<換象>の<共鳴>の習得を試みる。
<換象>の効果を増幅するこの現象は、快感を誘発させる副作用があり、
二人はそれに恥ずかしがりながらも訓練を続けていた。
一方この地では、恐るべき計画が進行していた。
そこには「天使の抱擁」と呼ばれる薬物を用いて、
街を混乱の渦へと巻き込む「饗宴」を行おうとする
カティアの父親、<鉄の王>の姿が…。
そんなある夜、ユウは菫色の瞳をした一人の少女と出会う。
誰かに面差しの似たその少女に、ユウは目を奪われるのだが…?
モノクロ 「ユウ・マミヤ、貴方は私の服装をどう思いますか?」
「どう思いますか、って……」
「似合っているのかそうでないのかを訊いているのです」
 早口ぎみに追加説明をする。どうやら恥ずかしがっているらしい。グロリア・レーナーと一緒で、スマートな外見とは裏腹に隙の多い人みたいだ。
 ユウは微笑ましい気持ちになりながら答えた。
「似合っています」
 マリーはすぐに聞き返した。
「本当に?」
「本当です」
「貴方の信じる神に誓って?」
「信じる神に誓って」
「――そう、だったら嘘じゃないのね」
 マリーはホッと胸を撫で下ろした。自分のファッションセンスに不安を抱いていたようで、ユウは首をかしげる。こんなに綺麗な人が、たかが服装のことで不安になったりするものだろうか?
 さっき〈チョールト〉が口にした「浮世離れ」という表現が、頭の中に浮かんだ。
 ――この人は何者なんだろう。

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白翼のリンケージ
赤井紅介 イラスト/IsII
定価620円(税込)
苛烈な伝奇アクション、降臨!
感染者を異形の化物“イル”へと変貌させる謎のウィルスが蔓延する現代。
夜な夜な“イル狩り”と称して、異形の化物との死闘を繰り返す少年・高遠楓と、女だらけの対感染者部隊に所属する少女・七条明日花。
イルとの戦闘中、遭遇した二人はウィルスの想定外の働きにより、互いの気持ちや痛み、そして死までも共有する“リンク”に繋がれてしまう!
離れることはできず死ぬ時は一緒…。
一蓮托生の身となってしまった二人の運命は!?
伝奇バトルエンターテイメント、堂々開幕!!!
モノクロ  石の巨人はおれを振り落とした後も豪腕を振ることをやめず、ビルを薙ぎ払い、道路標識を倒して咆吼を上げ、地団駄を踏んでアスファルトを砕く。どこかから大きな悲鳴が上がった。
 ここには逃げ遅れた人も多くいる――!
 そもそも戒厳令の基本は自宅待機だ。街から戒厳令地区の外にまで逃げられるのは、ごく一部の人たちでしかない。前々から思っていたが、避難勧告にして欲しいところだ。
「やあっ!」
 明日花は暴れまわる石の巨人両足を器用に躱しながら走り、鉄パイプを振るい続けている。見ている限り、あいつにもおれと同じ肉体変化が起こっているようだ。
 おれは地面を蹴って疾走する。その気になれば、どこまでも速く走れる気がした。
「やっ、たあっ!」
 振るわれた豪腕を躱して、明日花が石の巨人の顎を狙って鉄パイプを弾き上げた。石の皮膚が破壊されて飛び散るが、イルにとってはそんなもの、かすり傷にも入らない。数秒後にはもう傷一つない。
「だらぁッ!」
 折れた金属バットで明日花が削った石の巨人(カブラカン)の顎を狙う。

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姉鬼あんりみてっど 2 姉、ところにより鬼巫女注意報
会川 潮 イラスト/馨。
定価600円(税込)

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鬼巫女襲来!
お姉ちゃんの弟愛は危険なほどに限界知らず! そんな仲の良い姉弟の前に、鬼たちの隠れ里・鬼頭の少女、紅葉が現れた。紅葉は里を襲撃した鬼がいばらではないかと疑っているが……。そんな中、夏を迎えた街では花火大会やミスコンで盛り上がり、いばらたちも参加することになる。果たして優勝するのは誰なのか、紅葉との仲はどうなるのか、そして鬼頭を襲った鬼の正体とは!? かわいい姉には角がある、ハラハラドキドキ☆ホームラブコメディ第二弾!!
モノクロ 「……見つけた」
 小さな、本当に小さな声だったが、それは喧騒を引き裂いてふたりの耳に届いた。
 冷徹な響きの声には、押し殺された激情が秘められていた。
 桃郎といばらは境内の入口に顔を向ける。
 紅葉色の長髪を鈴の付いたリボンでふたつに分けた、巫女装束の少女が立っていた。
 この神社の巫女だろうか。しかし袴がやけに短くスカートのようで、足袋は太腿までの長さがある。赤い鼻緒のゲタを履き、紅葉の柄を散らした薄い衣を重ね着していた。
「……知り合い?」
 姉の問いに、桃郎は首を左右に振る。
 しん、とした静寂が境内を包み、ふたりの耳には痛いほどの耳鳴り。
 不意に、凛、と鈴の音。巫女の少女の鈴が髪ごと揺れている。
 なにかを察したいばらが息を呑む。鬼である彼女だけが気づいた『なにか』。
 突風が境内を襲い、ふたりのスカートがはためき、揺れる木々の青葉が散る。
「こ、の、裏切り者め!」

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六花の勇者
山形石雄 イラスト/宮城
定価670円(税込)
Real or Fake.
信じるか、疑うか。
救うか、滅ぶか・
闇の底から『魔神』が目覚めるとき、運命の神は六人の勇者を選び出し、世界を救う力を授ける。地上最強を自称する少年アドレットは、その六人、『六花の勇者』に選ばれ、魔神復活を阻止するため、戦いへ向かう。だが、約束の地に集った勇者は、なぜか七人いた。その直後、霧幻結界が作動し、七人全員が森に閉じ込められてしまう。七人のうち誰かひとりが敵であることに気付いた勇者たちは疑心暗鬼に陥る。そして、その嫌疑がまっさきにかかったのはアドレットで――。伝説に挑み、謎と戦う、圧倒的ファンタジー、堂々始動!
モノクロ 「冷静に、だ。お前の強さなら何も怖くない」
 そう言ってアドレットは、馬に鞭を入れて走り出した。
「ナッシェタニア!ついてこい!」
「は、はい!」
 馬の手綱を握りながら、アドレットは考えた。
予想通りの流れだ。凶魔たちは六花の勇者の各個撃破を狙っている。そのために周辺の村を焼き、人々を襲う。六花の勇者をおびきよせるためだ。前の戦いでは、その作戦で一人が命を落としている。
勝利のみを考えるなら無視して進むのが正しい。しかしそんな正しさなどくそくらえだ。何のために魔神と戦うのか。無力な人々を守るためだ。
「いた!」
 十匹の凶魔が、馬車の群れに襲いかかっている。体調は十メートルほどの、ヒルのような姿だ。頭の部分から一本の角と数本の触手が生え、触手の先に人間のものによく似た眼球がついている。
 凶魔は一種一系統の生き物でありながら、千変万化に姿を変える。今いるヒルに似たもの、巨大な昆虫に似たもの、鳥や動物に似たもの、人間に似て言葉をしゃべる者すらいる。
 ただ一つ共通するのは、頭部のどこかに角が生えていること。それだけだ。
 襲われているのは十数人の兵士、そして農夫と家族たちだ。多くは傷つき、何人かは命を落としている。アドレットは馬から飛び降り、凶魔の群れに向かって突撃していく。
「俺が足止め、ナッシェタニアはとどめだ!」
 後ろを走るナッシェタニアに向かって叫ぶ。アドレットは一瞬で小袋から鉄瓶を取り出した。蓋を外し、中身を口に含む。
「―――!」
 凶魔の何匹かが、アドレットを見つける。頭を持ち上げ口から液体を吹きかけてくる。アドレットはそれを前転で避ける。立ち上がると同時に、前歯の火打ち石を叩きつけた。
 鉄瓶の中身は特殊な調合をほどこした火酒だ。炎が正確に凶魔の顔面を襲う。払いのければ無傷で済む程度の火だが、凶魔は身悶えて苦しむ。
 想定通りだ。この種の凶魔は熱に弱い。
 アドレットの秘密道具は、ほとんどがそれ自体ではたいした威力はない。様々な道具を使い分け、凶魔の弱点を突くことに真骨頂がある。
「流石です!」
 ナッシェタニアが〈刃〉の神の力を使う。地面から生えた刃が三体の凶魔の首をはね、息の根を止める。

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迷い猫オーバーラン! 10 ……護る?
松 智洋 イラスト/ヤス
定価630円(税込)

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大人気の恋と友情の日常系ハイテンションラブコメ、
新イラストレーター、ヤスを迎えて堂々再開!!
十和野心が巧に告白したことで、文乃、千世、希の三人も改めて自分の気持ちを直視することになっていた。
心を励ます意味もあり、同好会は千世の鶴の一声で学園の新制服を作ることに決め、心はデザインを担当することに。
また折しも二年生も終わりの季節となり、進路指導が始まる。
それぞれに卒業後の自分の姿と、この楽しい日常がいつか変わってしまうだろうという予感を抱き始めていた。
そんな中で、ストレイキャッツの居候である希は、自分の将来、そして居場所について真剣に考え始める。
長い沈黙を破り、可愛い迷い猫たちの恋と友情の日常系ハイテンション学園ラブコメ、再始動の第十幕!!
モノクロ 十和野心は自分の部屋で机に向かっていた。
「制服……制服……えーと、こんなのどうかな?」
 心の取り柄と言えば、絵が描けることだ。
人見知りの気弱な隠れオタクだった心が、自分を肯定できるようになったのは、迷い猫同好会のおかげだった。
 堂々とオタクを自負する梅ノ森千世や菊池家康の存在と、そして都築巧の優しさが、心を自由にしてくれた。
「選ばれたら……喜んでくれるかなぁ? 巧先輩」
 ──さすが自慢の後輩だよ、十和野!
「なんて言って貰えたら……嬉しい」
 新制服のデザインを脳裏に思い浮かべながら、手を動かしていく。
「あれ……これ、巧先輩に似てる?」
 新しいデザインの制服を着ている自分と巧に似た男女が寄り添った絵に、ひとり心は赤面してしまう。
「せ、制服だけっ、制服だけ描けばいいのっ!」
 くしゃくしゃに丸めた失敗作を、それでも捨てられずに引き出しにしまい込み、心は新しい紙にデザイン画を描き始めたのだった。


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