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バトル・モラトリアム
淺沼広太 イラスト/介錯
定価560円(税込)
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| 少年少女たちの、初恋をかけた闘いの記録。 |
| ちょっぴり軟弱系美少年の守は、妹に無理矢理つれてこられた初恋神社で恋愛成就の祈願をしてしまう。だが、その神社には本当に初恋を成就をさせてくれる女神が宿っていた。女神の主催する「バトルモラトリアム」に守も巻き込まれてしまうのだが……。 |
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「僕が平和主義者だっていうことは弥生が一番良く知ってるだろ? 悪いのは巨女の方だ。たぶん僕の身長を吸収したに違いない。今年も元旦から身長を奪うために、こんなところで罠を張っていたんだよ。ああ、この身長泥棒。呪いのデカ人間」
ぐちぐち呟く守の頭の上に、ふかしたての饅頭がぽんっとおかれた。饅頭の底にはくっつき防止の薄紙が張ってあるため、髪の毛にダイレクトということはなかったが、猛烈な熱気が少年の頭部に炸裂する。
「熱ッ! な、なにするんだよ晶ッ!」
慌てて饅頭を手に取り、取った手がさらに火傷しそうになって饅頭をお手玉させながら、守が悲鳴をあげた。
トングを片手に晶が微笑む。
「守、いたのか? 小さすぎて視界に入らなかった。それで弥生は……十個でいいの?」 |
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