ライトメリッツ公国の客将であるティグルヴルムド=ヴォルンと城主代理リムアリーシャは、アスヴァール王国との戦いのさなか、アスヴァール島の山中に迷い込んでしまう。そこでアスヴァール王国の王族唯一の生き残りであるギネヴィア王女と出会ったふたりは、立ち上がったギネヴィア王女に協力することを決め、300年前から蘇った始祖アルトリウス、もうひとりの魔弾の王や円卓の騎士パーシバルと死闘を繰り広げる!
16歳。ブリューヌ王国の貴族ヴォルン伯爵家の嫡男。
リムに見いだされライトメリッツ公国に滞在し、アスヴァール王国との戦いでは客将として参加。
リムとともにアスヴァール王国に迷いこむ。
19歳。ライトメリッツ公国の城主代理を務める。愛称はリム。
感情をあまり表に出さず、生真面目な性格。
兵の指揮や教練を得意とし、また事務仕事もそつなくこなす。
客人としてライトメリッツに滞在していたティグルには厳しくも好意的に接し、その成長をひそかに喜びながら見守っている。
19歳。アスヴァール王国の第一王女。
始祖アルトリウスを名乗る者の出現によって王や王子をはじめとした家族をことごとく失うも、王族としての矜持をもって戦うことを選んだ気丈な王女。
放浪を好むなど王族らしからぬ一面を持つ。
ブリダイン公爵家の令嬢で、ギネヴィア王女の幼なじみ。
ギネヴィアの側近として軍略と政略でその才を発揮する。
22歳。ジスタート王国のレグニーツァを治める戦姫。
不治の病に倒れ死去するも、円卓の騎士としてアスヴァールの地に復活。
旧知の仲であるリムの前に敵として立ちはだかる。
22歳。ジスタート王国のオステローデを治める戦姫。
アスヴァールに状況偵察のため訪れるも早々に蘇ったサーシャと遭遇。
深手を負わされ療養を余儀なくされたが、傷も癒えて戦線に復帰する。
魔弾ファンのみなさん、はじめまして。ラノベ作家の瀬尾つかさです。
本作は、同じファンタジア文庫出身の川口士さんからのお誘いを受けて、魔弾シリーズの世界観をお借りしてわたしが執筆したパラレルワールド的な物語となっております。
原作者の川口士さんにしっかりと監修してもらい、イラストの八坂ミナトさんにも新しいリムを描いてもらった、新しい魔弾シリーズを楽しんでいただければ幸いです。