【丸宝×松】
松: 編集長、約束が違うような気がするんですよ
丸宝: ん? なにが?
松: 隔月は迷い猫6巻で終わりって話でしたよね?
丸宝: ああ、ぺこちゃんはね。だって、寝る間もないくらい描いてたよ。ゲームもあるし、アニメにも協力してもらってるし、隔月なんか無理だよ。
松: 異議あり! それはその通りですが、僕も寝る間もないんですが……
丸宝: 本当にお疲れさまです!ありがとう!ありがとう!ですが松先生、まあ、聞いてくださいよ。
松: な、なんですか?
丸宝: ライトノベルの世界では、メディア・ミックスされると、待っているのになかなか新刊が出ない例が多い!もっとどんどん出してくれ!ってネットなんかで読者から言われてるらしいんだよ。
松: は、はあ。
丸宝: 読者は面白いライトノベルを待っている!そして、だからこそ読みたいって思ってくださる読者の嘆きはわかる。編集長の責任もすごく感じてるよ。だからさ……
松: なんで僕の肩に優しく手を置くんですか?
丸宝: 私とスーパーダッシュ文庫が、隔月発刊という、新しい業界の常識を作る必要があるんだよ!迷い猫オーバーランのペースは落としてもいいけど、発刊ペースは落とさないでくれ。
松: だからって、二年も隔月で書くのはかなり無茶ですよ。
丸宝: 大きな声で応援してる。それに、俺だって二ヶ月に一回校了あるから大変なんだよ。辛いのは一緒だ。
松: ひ、否定はしませんが、で、でも、や、やっぱり約束が……
丸宝: わかったわかった。今度ものすごく旨い焼肉、食わせてやるから。ハラミ、好きだよね?
松: うっ……ぼ……僕、頑張ります!
発売記念対談(表)