『女装したボクは誰よりも可愛いのに』
(じょそうしたボクはだれよりもかわいいのに)
衣太(きぬた)
- 【著者プロフィール】
- 金髪が好き。「迷宮食堂『魔王窟』へようこそ」(HJノベルス)にて小説家デビュー。
- 【受賞コメント】
- はじめまして、衣太と申します。
関係者の皆様、最後まで審査頂き、本当にありがとうございます。
今回ラブコメ部門の佳作という賞を頂けたことで、これまで異世界ファンタジーしか書いてこなかった私もラブコメを書いても良かったんだ、ということを知れたのが一番の収穫です。
この小説は、コスプレという趣味を題材にした小説です。
ビジュアルゼロの小説という世界で、ビジュアルが10割を占めるコスプレの世界をどう描くべきか――、未だにこの世界は正解を教えてくれません。
ですが今回賞を頂けたということは、ある程度は伝わるものが描けたんじゃないかな、と嬉しい気持ちでいっぱいです。
皆様に、この世界のことを少しでも伝えられたら。
そう、願うばかりです。
- 【作品あらすじ】
- オタクである木和田博人は、クラスメイトたちから「キモダ」と呼ばれている。
そんな彼にはとある“秘密”があった。
それは、超絶美少女として人気の女装コスプレイヤー・ルールー・デ・ルゥとして活動していること。
ルールーでいる間は、本当の自分でいられる――学校の中に居場所がなくても平気だった。
そんな高2の夏休み、とある大規模イベントで博人は長年活動を共にしてきた男装コスプレイヤー・ウロの素顔を知ることになったが……
その正体は、学校でもトップに君臨する美少女ギャル・綾瀬彩で――!?
お互いの正体を知り、今まで以上に距離を縮めていく2人。
それはコスプレという枠を越え、博人の学校生活も次第に変わっていき――。